ハード デイズ ナイト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

エヴァ増量中 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

エヴァの映画の『破』、観に行きました。

ちょびっとネタバレありの『ボーン・アルティメイタム』の感想でも書きましたが、友人に、「シンジくんがモテる男になってたから観に行って!!」 と言われたのが気になったのと、どこ見ても絶賛されているからです。
ちなみに、『序』を観ないで、『破』を観に行きました。
近いうちに『序』もレンタルして観ます。

以下、超ネタバレ感想です。
まだ観てない人は絶対読まないでください。ばっちり解説しちゃってるとこが多いので。
エヴァ知らないけど、私の友人だから読もうとしてるアナタ!〈ありがとう~〉
エヴァのTV放映板を観て、映画も観てから読みましょう。
エヴァ知らなくて、『破』も観てないなら読んじゃダメですよ!
TV放映作品だからそれなりに長いですけど、損はさせませんから!
これを機に観ましょう♪

一人事感想ですが、よかったらどうぞ。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、《ATフィールドの外側から見た世界≫だった。

TV放映作品と、そのエンディングである劇場版では、《ATフィールドの内側から見た世界≫だった。
美しいまでに感覚的で、痛々しい、詩的な描き方。
孤独で、分裂的で、ATフィールドの内側から見た世界。

『破』は、本編であるTV放映作品を書きかえている。
微妙にTV放映作品とは違っている。
意図的に書きかえられていることは、タイトルの表記や、アスカの名前が「惣流」から「式波」に変わっていることで、TV版とは違った作品なのだということが、観ている者にはすぐわかるようになっている。
書きかえられて、《ATフィールドの外側から見た世界≫となった『破』は、他者があたりまえの世界だ。
つまり普通の世界であり、よくいる普通のクリエイターが普通に描いたような見方の世界。(「普通」と書くことの使い方に違和感ですが;)
あたりまえに出来事は過ぎ去っていく。悩んだり生きたりしていく。他者の存在する世界。
まとまりのあるように見える、統合失調ではない世界。

ATフィールドの内側には、他者は存在しない。
孤独で痛々しく、自我の境界が微妙で、分裂的な世界。
それゆえ愛情を求めるような世界。
エヴァは、愛の可能性/不可能性の、不可能性について描くことによって、愛に言及しようとした作品だった。
書きかえられて、普通に描かれたエヴァの『破』を観て、「そうそう、あるがままでいいんだよね。気持ち悪いんだけど」と思いながら観ていた。
TV放映作品でも、その続き(本来描かれるはずだったエンディング)の映画でもシンジは逃げまわっていて、アスカが「気持ち悪い」と呟いた世界だ。

友人の言っていた通り、シンジ君がモテる男になっていた。
愛のある男になっていた。
「殺してやる」というのと、「愛してやる」というのが同じくらいあるかんじ。
おかしいくらいやたら極端で露骨なサービスシーンの多さや、綾波の真摯な「愛の告白」や、シンジのモテる男展開と、シンジじゃないかのような愛のある少年ヒーローな盛り上がりに、「Boy meet Girl か~~?」(宮崎駿?小道具が「食事」ってゆうのも…)」と思いきや、事態はそう単純ではないのです。
一筋縄ではいかないエヴァ。
あらゆることをつめ込みすぎる、計算された確信犯。


今回初登場の新キャラクターの眼鏡っ娘、マリちゃん。(真希波・マリ・イラストリアスって変な名前だそうです…)

Cut (カット) 2009年 08月号 [雑誌]Cut (カット) 2009年 08月号 [雑誌]
(2009/07/18)
不明

商品詳細を見る
(↑)Amazonは品切れだったので、楽天ブックスで注文中。

萌え~~~~~!!でした。
エヴァは元々女性キャラが好きなのですが、マリちゃんは萌えました!!
けものっぽい女の子。女の子ではない女の子。
眼鏡の外見な時点で、ちょっとオタクくさいのが腐女子っぽいなあ…と思ってたんですが、マリちゃんは別に腐女子じゃないんですけど、腐女子っぽかったです。(そこに萌えたのではないですが、関連は無きにしも非ずなのはわかります)
冒頭からプラグスーツの胸がキツイと言う巨乳で、乳が揺れるシーンまであるのに、巨乳が無駄なキャラなんです。
眼鏡&無駄な巨乳というのが腐女子っぽかったです。男っぽくもまるでないんだけど、女っぽくもまるでない女の子のキャラクター。
そんなマリちゃんがけものっぽいところに萌えです。
「匂い」という台詞をやたら言うんですね。
初めて会ったシンジに匂いを嗅いで理解したり。
眼鏡キャラなだけあって、馬鹿じゃないというか、性格もよくて知的そうなかんじで英語もペラペラなのに、けものっぽさがある。
巨乳が無駄なだけでなく、自分の体にかまわない。
使徒殲滅のために、「腕一本をくれて」やったり、エヴァをけものにするリツコ博士も知らない危険な裏コードを作動させたりする。
自分の体にかまわないマリちゃんは、アイデンティティ探しをあっさり捨てている。
エヴァはキャラクター全員がアイデンティティに問題を抱えているアニメだったのに。
お父さんに認められたい、エヴァに乗る乗らないで悩むシンジに、「エヴァに乗ることに悩む奴なんているんだ」と驚いた発言をする。
マリちゃんはエヴァの戦闘で、けもののように眼が光ります。
(限界を超えたシンジも同じ眼で光ってましたが)
自分のすべてを捨ててでも、他者を、現実を、狂気で掴もうとする。
「身を捨ててこそ、浮かぶ瀬もあれ」と言う、はっきりとサバサバした戦い方。
女の子でも男の子でもなく、平和的なかんじなのに、謎めいた彼女の欲望に対して忠実。
そして2時間のこの映画は、始まってからずっとしばらく新キャラのマリちゃんの独壇場なんです。
このエヴァ搭乗&戦闘シーンが超最高!!超一級!!また映画館に観に行きたい!!と思います。
冒頭のシーンの興奮かもしれませんが、マリちゃんだけは、《ATフィールドの内側から見た世界≫の描き方のような気がしました。
巨乳の女の子っぽくない謎の女の子。
眼鏡キャラで、割り切れていて、平和的な性格の感じがするのに、エヴァの戦闘は闘争的。
冒頭でマリちゃんの意味深な台詞、「自分の目的に大人を巻き込むのは気遅れするな…」。
そして続いて、加持さんの台詞、「大人の都合に子供を巻き込むのは気が引けるな」。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 予告

うーーん、マリちゃんがいないとイマイチわからない作品(《ATフィールドの外側から見た世界≫なエヴァTV版)になってますね。


映画のエンドロールは、最後まで観る人より、途中で立ち上がる人の方が多いですが、誰一人立ち上がりませんでした。
内容が凄いし、ハリウッド映画のようなお客さんが立ち上がれるための終わりのテクニックを用意してないから、立ち上がれません。
エンドロールのあと、舐め切ったようなTV放映通りのテンション高いミサトの次回予告編があるので、立ちあがっちゃいけないのですが。

カヲル君て気持ちわるいですね(笑)。
もちろん、好きですけど、ある意味。
カヲル君って、「妄想の他者」みたいなかんじですが。
他人じゃない他人。
「ぼくは君に会うために生まれてきたのかもしれない」
だからこそ、使徒だったカヲルに(TV放映作品で)シンジはキレるわけです。
「ぼくの気持を裏切ったな!!!」
他人じゃないか、敵じゃないか、使徒じゃないかと。

エヴァンゲリオン24話最後のシ者を10分にまとめてみた【evangelion】

あらためて観るとすごいですね(笑)。ヤバイ。


上でも書きましたが、男女ともにサービスシーンがとても多いことに驚いたんですが。
『破』を観るまえに、「カヲル×シンジは庵野公認なのか」みたいな評判は聞いてたので、そうゆうシーンがチラッとあるのかと思っていたら、思いっきり物語に喰い込んでんじゃん!!!(笑)
「シンシ君、今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」って。
しかも綾波とBoy meet Girlなクライマックスを繰り広げた直後に(笑)。


エンディングテーマの宇多田ヒカルの『ビューティフル・ワールド』が意外にも凄く合ってました。
「も~しも、願い~ひ~と~つだけ、叶~うな~ら~~♪」ってサビが、シンジと綾波のクライマックス(この言葉使いたくないですが。笑。クライマックスじゃないし)のシーンそのものでしたね。

作中の童謡使用は、友人にネタバレされていたせいか、私がスタンリー・キューブリックファン(特に『博士の異常な愛情』と『フルメタル・ジャケット』が好き)だからか、巷で話題なほど驚かなかったです。
別にそんな新しい手じゃないので。
庵野ちゃんならやるだろうという想定内な手法でした。


続きの『Q』もきになりますが、『破』をもう2、3回観たいかんじがします。
大画面で観るのが最高な迫力のある映画なので。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。